1973-05-08 第71回国会 衆議院 本会議 第31号
(拍手) また、価格決定に一段と重要な役割りを果たすようになっている生産地市場でのマグロの一船買い、タラコ隠しあるいはエビ隠しなどに見られる大企業の投機行為が行なわれていますが、これを規制するとともに、政府が産地仲買い人の共同化を援助し、また、漁業協同組合に対しても、冷蔵、冷凍、加工などの事業への援助を強めるべきであります。
(拍手) また、価格決定に一段と重要な役割りを果たすようになっている生産地市場でのマグロの一船買い、タラコ隠しあるいはエビ隠しなどに見られる大企業の投機行為が行なわれていますが、これを規制するとともに、政府が産地仲買い人の共同化を援助し、また、漁業協同組合に対しても、冷蔵、冷凍、加工などの事業への援助を強めるべきであります。
そして、それを買いましたいわゆる産地仲買い人あるいは加工業者等がそれを選別いたしまして、わりあい型のそろった大中というようなものを東京その他消費地の市場へ出してまいるということでございまして、小さいほうの魚はいわゆるえさ用、あるいはその中で少し型がよくて何とかできるものはかん詰め等の加工原料用というほうに振り向けられまして、いわゆる産地の価格はその込みの価格でございますが、それが産地において大きいもの
そういった意味で現在そういった産地で、この産地仲買い人が野菜を畑ごと買い占めておるという問題については、これは、農林省としては今後放置するのか、何らかの措置を講ずるのか、その点のお考えがあればお聞きしたい。
それからもう一つは、第一次的な価格形成の場であり、利用配分がその場で行なわれているということから、産地仲買い人の果たす役割りも非常に高いという特徴がございます。したがいまして、知事さんの条例に判断、運営をゆだねる場合には、この点私ども漁業協同組合の機能というものを阻害しないように、そして水産物市場の特性というものが十分生かされるように配慮を願いたい、かように考えております。
それから第四点が、産地仲買い人の投機的な要素がなくなってくるのではないか。情報が非常に発達してくると、大体この四つの点に効果的に発達してくるのじゃないかと思うのですが、不徹底な情報網のあり方で終わるというと、私はこの四つの点に何らの効果がないような結果に終わるのじゃないかということを心配いたしております。
それからもう一点お聞きしたいのは、産地仲買い人の問題であります。これはひとつ漁政部長にお願いしますが、産地仲買い人の問題は、われわれが中央市場で考えた場合の相手というのは、野菜なんかにしてみますと生産者だ。
産地仲買い人が生産地に行きまして、暖冬異変で生産過剰になったために、白菜を一個一円というぐあいにたたき買いをされました。それが、産地仲買い人から卸売り人に渡ったときがちょうど十円、卸売り人から仲買い人を経て小売り店にいったときには二十五円になった。
消費地の相場が産地仲買い人の諸経費を加えた原価計算以下で仕切られた場合は、すぐ翌日の水揚げ物にはね返って、魚価は下げられて入札されます。「サンマ」、「サバ」をとる漁業は秋から冬の寒風にさらされる海上で、夜も寝ずにとってくるのです。それが最盛期に入って大量に水揚げされるころになると、魚価は暴落してウナギのえさや家畜のえさの原料に向けられてしまいます。
産地仲買い人というのですか、生産者から直接買うやつですね。それはくだもののリンゴのごときは、青森県のそういうような産地買収商の手によって取り扱われるものが多いのです。そういうような産地買収商人というものがあるわけです。それともう一つは、実際につくったものを出荷をするものとの二通りがある。
中央卸売り市場は人口十五万人以上の都市で、六大都市を初め、二十幾つかの中央卸売り市場がございますが、この中は卸売り人、卸売り業者、つまり荷受け機関等が中核にありまして、これが産地から、産地仲買い人、あるいは生産者団体から委託販売を受けるのでございます。その卸売り機関で委託を受けて、せりで売られるのが通常の姿でございます。